ケセラセラ~グリオーマ闘病記

30代の夫がグリオーマG4と宣告されました。

脳腫瘍摘出手術

2017年7月12日

 

手術開始

義姉と一緒に9時過ぎに病院へ。ちょうど着いたときにストレッチャーに乗せられて運ばれる夫と遭遇。朝一番でCTを撮影して戻ってきたところだった。

命の危険にさらされてるとは思えない穏やかな寝顔。大きな声で呼びかけてみるものの全く反応を示さない。そのまま予定時間より早いけど手術室に向かう。

長い一日の始まり。

手術室に入る夫を見送る。後は先生にお任せするしかない。思わず感情が昂って涙が出てしまった。

 

病棟のデイルームでテレビを見たり、今までの入院の記録をノートにまとめたりして時間が過ぎるのを待つ。

お昼頃両親が来てくれ、お昼を差し入れてくれた。両親は1時間くらい滞在し、子供たちの出迎えのため自宅へ。

本当に今回の件では両親にお世話になりっぱなし。実家は車で3時間くらいの距離。夫の入院中何往復もさせてしまった。もし親がいなかったら、どうなってたんだろう。

 

手術終了時間が近くなると、ソワソワしてきた。無事腫瘍は取りきれたか。病理診断の結果はどうだったのか。意識が戻って目が覚めるのか。

 

16時半。看護師さんがもうすぐ終わると知らせにきてくれた。手術室の前で出てくるのを待つ。主治医が出てきて手術が無事終わったことを告げられる。麻酔などのショックもなくトラブルはなかったことに一安心。もう目を開けて会話をしてると聞いてびっくり!!

あんなに意識がなかった人が腫瘍を取り除いただけで、普通に意識が戻るなんて!思わずまた泣いてしまった。

ただ予想通り、術中の病理診断ではグリオーマであり、壊死があったためグレード4(最も悪性)だろうとのこと。それを聞いてもショックはなく、そうなんだと思っただけ。振り返ってみると、入院してからこの手術までの3日間が一番精神的動揺が大きかったかも。

本人はまだ処置中とのことで病棟に戻る。しばらく待った後、HCUで術後の本人と面会となった。

 

手術直後の様子

HCUで面会。左側は視野が狭くなってる可能性があるので右側から声をかけるように言われる。

「パパー手術終わったよー」と声をかけると「えっ!!誰が!」と目を見開いて驚いている。「パパが手術したの!」というと、「えっ!!もう終わったの!」と大きな声で叫ぶように返事。まだ混乱している様子。

「しらすが食べたいんだよー」「しらすがー」

しらすしらすと連呼し、支離滅裂なことを言ってみたり。

「仕事ちゃんと回ってるかなー。〇〇さんとか△△さん(職場の人)は大丈夫かなー。たくさん勉強したのに忘れちゃうのかなー」と仕事の心配してみたり。

私や子供たちに対するコメントはなし(;^ω^)

元々よくしゃべる人なので、言葉が切れ目なくあふれ出してる。意識がない状態しか見てない看護師さんたちは「〇〇さん(夫の事)ってこんなにしゃべるんだー」とビックリされた。心配していた、麻痺や失語などこの段階では大丈夫そうなのが分かり、緊張でこわばっていた自分の体から一気に力が抜けていくのが分かった。

 

膠芽腫という最悪な結果だったものの、とにかく命がつながったという安ど感でこの日はいっぱいだった。この日の夕飯は美味しく食べられたし、久しぶりにしっかり眠ることができた。