ケセラセラ~グリオーマ闘病記

30代の夫がグリオーマG4と宣告されました。

脳腫瘍の症状は突然現れた

脳腫瘍の前兆症状

脳腫瘍の前兆症状・・・今思えばあれはそうだったのかな?という症状はあったものの当時本人を見ていて何かおかしいというような目立った症状はありませんでした。

頭痛はたまにあったものの、3年前くらいに頭痛で脳外科クリニックを受診しMRI検査をしたものの異常なしと診断されていたため、その頭痛と同じものだと思っていて全く心配していませんでした。

むしろここ1年くらいは、頭痛の症状も落ち着いており、脳腫瘍が発覚したときは本当に驚きました。

今振り返って思い当たる症状と言えば、倦怠感をよく訴えていたこと。

そして休日よく寝ていたこと。3時間ぶっつづけでグーグー寝ていて、疲れているんだなと思ってました。やる気が起きないともよく言ってましたね。

あと、倒れる1か月くらい前からものすごくイライラしていて、子供がいない日中2人で過ごすのがしんどいと思うほど、ちょっとしたことでイライラしてました。

 

そして突然の頭痛

突然激しい症状があらわれたのが、2017年7月8日。その日は普段通り出勤。朝の様子も特に変わりありませんでした。

夕方に帰宅し、翌日が日曜だったため明日どっか出かける?みたいな話を普通に交わし、入浴。お風呂から出た後もいつもと変わらない様子だったのが、しばらしくして頭痛を訴え始めました。夕飯まで少し横になると寝室へ。仕事終わりの頭痛は珍しいことではなかったため、あーいつもの頭痛かーと全く心配していませんでした。

夕飯ができたので声をかけると具合が悪そうなものの、食事をすると食卓へ。餃子を一口に口に運び「あーやっぱりダメだ。気持ち悪い。食べられない・・・」と。

かなりつらそうな様子。再び寝室に戻り、その後買ってきたウィダーインゼリーを少し口にしたものの、全部食べきれず。

結局夜中嘔吐し、頭痛で一睡もできなったみたいです。

 

頭痛薬が効かない

朝になって、疲れの頭痛なら症状が良くなってるはずが、症状に変化なし。ロキソニンと葛根湯を服用するものの全く効かず。ひどくイライラしていて、子供たちの声が頭に響くと険悪な雰囲気に。元々神経過敏なところがあり、イライラしやすい人なのでいつものイライラが始まったと思い、子供を連れて外出。

しばらく子どもたちと時間を潰し、14時頃帰宅。やっぱり症状は治まらず。さすがにここまでくると、私もこれはちょっとおかしい?と思い始めました。

 

クリニックの頭痛外来へ

病院に行くと本人が言ったため日曜でもやってる脳外科をネットで探し、子供たちは留守番をさせて電車で頭痛外来のあるクリニックへ。かろうじて歩いていますが、顔はうつむいたまま足取りはかなり重い様子。

午後の診察が始まると同時に受付をすると、なんと頭痛外来は予約制とのこと!とりあえず二日後の予約だけ取ってもらって、クリニックの外でロキソニンを再度服用。

頭痛と吐き気でしゃべるのも、辛そうです。家に帰って翌日別の脳外科を受診するか、この足で他の脳外科に連れていくか迷いました。

もし、もう一晩家で過ごしてる間に急変したら・・・・それを考えたらやっぱり別の病院を探した方がいいと思いその場で市の救急ダイアルに電話して、今からかかれる脳外科を問い合わせました。いくつかの候補の中から、乗り換えせずに行けるM病院を受診することに。

 

総合病院へ

クリニックから駅に戻る道のりもやっとの思いで歩いている様子。ふらつきも見られ、まっすぐ歩けていません。駅で電車を待ってる間紹介されたM病院にこれから向かいますと電話。電車に乗ると薬が少し効いたのか、「少し良くなってきたー」と。

なーんだ、たいしたことないじゃない!と一旦家に帰って様子を見ようかとも思いました。でももし、万が一夜中に病院に連れて行くことになったら車も持ってないし、大変なことになると思い、家に帰らずM病院に直行することにしました。(結果、ここで家で様子を見ていたら大変なことになってました)

留守番している子どもたちに連絡を取り、小6の長女に支度をさせて、夫の定期券を持参して(M病院が通勤経路にあるため)妹を連れて駅まで来るように電話で指示。

一旦自宅最寄り駅で下車し、子供たちと合流。

M病院に着いたのが17時半ごろだったかな。10分くらい待って脳外科へ。

問診をし、早速CTへ。ここまできても、まだこの時点ではたいしたことないだろうと、あまり心配していませんでした。

 

CT画像に頭が真っ白になる

CTを撮影後すぐに、診察室に呼ばれました。ご家族の方も一緒にと呼ばれ

「えっ!たいしたことないんじゃないの?」と嫌な予感を感じながら診察室へ。すぐにCTの画像が目に飛び込んできました。頭が真っ白になりました。パッと見てすぐ分かるほどの巨大な腫瘍が映し出されていたのです。

あまりの衝撃に思考停止しフワフワと体が浮き上がるような感覚を覚えました。

当の夫は「へぇ~」という感じで説明を聞いてます。この人、今自分の置かれてる状況を理解しているんだろうか。他人事のように画像を眺める夫。

右側頭葉にある腫瘍が脳の正中線を圧迫し、左に偏位していました。体の生命維持に重要な脳幹部も圧迫しており、すぐに入院してこれ以上圧迫しないようすぐに点滴での処置が必要と言われました。

 

パニック

診察室を出て、夫はすぐ入院準備のために連れていかれました。私は子どもたちに「入院することになっちゃったよー」と平静を装い伝えましたが、頭の中はパニックでした。とりあえず落ち着かなくちゃと「トイレ行ってくるねー」と子どもたちに待ってるよう伝え一人トイレへ。

「落ち着け、私がしっかりしなきゃ」

と自分に言い聞かせ子どもたちの元へ戻ると、点滴のラインを取られ病衣に着替えて立派な病人になった夫が出てきました。なんだか別の世界に夫が連れていかれたような何とも言えない気持ちになりました。

あまりのショックに腹痛がし、おなかを下してしまいました。

 

入院スタート

その後はあれよあれよと、担当の看護師さんを紹介され入院手続きのため書類を書かされたのをうっすら覚えています。夫の様子はというと、笑顔で看護師さんを質問攻めにし、まぁよくしゃべるしゃべる。今思うと不安をかき消そうとしてたのかな~。病院に来てほっとしたのもあるのかもしれません。

こうして長い長い脳腫瘍との闘いがスタートしたのです。